山口県防府市での藻場再生プロジェクトにおけるJブルークレジット認証について

2024.01.20

2024年1月19日

旭タンカー株式会社
うみのまちづくり株式会社

山口県防府市での藻場再生プロジェクトにおけるJブルークレジット認証について

旭タンカー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 春山茂一)の100%子会社であるうみのまちづくり株式会社(本社:香川県高松市、代表取締役社長 中野道彦、以下「うみまち社」)は、山口県防府市中浦漁港での藻場再生プロジェクト「防府方式による藻場の環境保全と再生、海の未来づくり」におけるJブルークレジット(*1)を地域関係者らと共同で申請し、2023年12月27日付でジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE)より認証を受けました。

 

<藻場再生事業の概要>

 

今回の藻場再生プロジェクトは環境省補助金事業の取組みの一環として行われ、うみまち社が独自に開発した「防府方式」(鋳鉄藻礁、種糸、石材、MOFU-DX(*2)を組み合わせて藻場再生を行うもの)を採用しました。これは、山口県漁業協同組合吉佐統括支店、一般社団法人鋳田籠工法協会、トリゼンクオリティオーシャンズ株式会社が各々の知見と技術を結集して開発されたものです。その結果、本年度は0.3/t-CO2のJブルークレジット認証を取得することができました。

 

うみまち社は今回のJブルークレジット認証を契機に、さらに藻場再生プロジェクトを拡大し、海藻による二酸化炭素吸収と生物多様性へ寄与をより高めると共に藻場再生を中心とした地域貢献に努めます。また、瀬戸内海における各地域での課題解決を支援し、持続可能な島づくりに邁進していきます。

 

*1)ジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE)が、ブルーカーボン生態系のCO2吸収源としての役割、その他の沿岸域・海洋における気候変動緩和と気候変動適応へ向けた取組みを加速すべく創設したカーボンクレジットのこと

*2)鶏糞を使用した栄養ブロック

 

■クレジット購入については以下をご覧ください
JBE公募対象プロジェクト(令和5年度(2023年度)第1回認証・発行分)
[23-2] 防府方式による藻場の環境保全と再生、海の未来づくり

 

<問い合せ先>
旭タンカー株式会社 新規事業室(E-mail: at107-shinkijigyo@asahi-t.co.jp
うみまち社 問い合せ窓口(E-mail: inquiry@umimachi.jp

 

【参考】

会社名旭タンカー株式会社
代表者代表取締役社長 春山 茂一
本社所在地東京都千代田区内幸町 1-2-2
事業内容 石油製品タンカーを中心に、内外航合計約150隻を運航する海運会社。
内航事業は大手石油会社、商社向けの石油、化学品等の国内輸送を担い、
外航事業は原油タンカー、ケミカルタンカー、プロダクトタンカーの運航をワールドワイドに展開。
安心と安全を届ける海運会社として地球環境や社会課題の解決に取り組む。
2022年3月には株式会社e5ラボと協働した世界初のピュアバッテリー電気推進タンカー
「あさひ」が竣工。さらに、同型の「あかり」が2023年3月に竣工。
ウェブサイトhttps://www.asahi-tanker.com

 

【参考】

会社名うみのまちづくり株式会社
代表者代表取締役社長 中野 道彦
本社所在地香川県高松市瓦町1-12-28
事業内容・ブルーカーボンや藻場再生の取り組みに関する情報提供・コンサルティング事業
・農林水産業分野における二酸化炭素削減に関する情報提供及び研究開発
資本金等2,500万円(旭タンカー株式会社100%出資)
事業開始日2022年11月
ウェブサイトhttps://umimachi.jp